日本語能力試験 N3
JLPT N3 模擬試験 #A3
Japanese-Language Proficiency Test · Practice
Language Knowledge — Vocabulary
言語知識(文字・語彙)
制限時間の目安 30分
問題1 __のことばの読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
1この道は車の速度を出しすぎると危ない。
正解 ③ 速度=そくど。「速」はそく、「度」はど。
2歩行者は横断歩道で道路を横断する。
正解 ④ 横断=おうだん。「横」の音読みはおう(よこ=訓)。
3この中古車の値段は思ったより高かった。
正解 ② 値段=ねだん。「値」はね、「段」はだん(濁る)。
4この港町は観光で生活が成り立っている。
正解 ④ 観光=かんこう。「観」はかん、「光」はこう。
5妻は週末に乗馬を習い始めた。
正解 ① 乗馬=じょうば。「馬」はば(うま=訓)。「のりば」は乗り場で別語。
6朝の地下鉄は毎日のように満員だ。
正解 ② 満員=まんいん。「満」はまん、「員」はいん。
7毎晩、祖母は近所を散歩している。
正解 ③ 散歩=さんぽ。「歩」がぽと半濁音になる。
8船の到着は予定より三十分早かった。
正解 ③ 到着=とうちゃく。「到」はとう(長音)、「着」はちゃく。
問題2 __のことばを漢字で書くとき、最もよいものを1・2・3・4から一つえらびなさい。
9この車のねだんは私の予算をこえている。
正解 ② 値段。「値」は「ね・あたい」。置・直・植と形が似ているので注意。
10夕方、たくさんの船がみなとへもどってきた。
正解 ① 港(みなと)。さんずいの「溝(みぞ)」や「満・講」とまちがえやすい。
11物音に驚いた猫が、いきおいよく外へにげた。
正解 ④ 逃げた。しんにょうの「迎・迷・返」と形が似ているので注意。
12一日中歩き回って、すっかりつかれた。
正解 ① 疲れた。やまいだれの「痛・病・疫」と区別する。
13電車のまどから、雪をかぶった山が見えた。
正解 ③ 窓(まど)。あなかんむりの「突・空・究」とまちがえやすい。
14夜の田舎道は、こわいほどしずかだ。
正解 ④ 静かだ。「青」を含む「清・晴・精」と形がにている。
問題3 つぎの文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
15事故のため電車が止まり、大事な会議に( )してしまった。
正解 ① 「〜してしまった」と否定的な結果+会議に間に合わない→遅刻。
16最初はとまどったが、田舎の暮らしにもだんだん( )きた。
正解 ③ 「だんだん〜てきた」+暮らしに適応→慣れる。
17私は人前で歌うのが( )で、いつも断っている。
正解 ④ 「いつも断っている」→にがて=苦手。
18凍った道路は本当に( )から、運転には十分気をつけて。
正解 ④ 凍った道路+運転に注意→危ない。
19出発まで時間に( )があるから、お茶でも飲もう。
正解 ③ 時間に〜がある→余裕(ゆとり)。
20夢をかなえるために、彼は毎日休まず( )を続けた。
正解 ③ 「夢のために休まず続ける」→努力。
21来月の結婚式に、親せきを大勢( )するつもりだ。
正解 ② 式に人を呼ぶ→招待する。
22この一年で、日本語の力が、日常会話ができる( )になった。
正解 ② 「〜ができる程度」=レベル。制度・態度・用途は不適。
23知らない駅で降りたら、すっかり道に( )しまった。
正解 ② 道に迷う=道がわからなくなる。
24お客様みんなに喜んでもらえて、( )のいく一日だった。
正解 ① 「〜のいく」と結びつくのは満足(満足のいく)。
25正確な人数がわからないので、( )な量の飲み物を用意した。
正解 ④ 「わからないので〜な量」→だいたいの=適当。
問題4 つぎの文の__のことばに意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
26この辺りは一日中とても静かだ。
正解 ① 静か=音がしない→うるさくない。
27父は今留守です。
正解 ④ 留守=出かけて家にいないこと。
28その計画には私も賛成だ。
正解 ② 賛成=いいと思う・同意する。
29彼女のたゆまぬ努力には本当に感心した。
正解 ③ 感心する=りっぱだ・すごいと思う。
30前を走っていた車が突然止まった。
正解 ④ 突然=急に・とつぜん。
問題5 つぎのことばの使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
31のんびり
正解 ② のんびり=ゆったり落ち着いたようす。速さや計算には使わない。
32目立つ
正解 ③ 目立つ=ほかよりよく見えて人の注意を引く。
33あきらめる
正解 ④ あきらめる=望みを捨てて手を引く。
34ぐっすり
正解 ① ぐっすり=深くよく眠るようす。眠る以外には使わない。
35迎える
正解 ② 迎える=来る人を待って受け入れる/むかえに行く。
Language Knowledge (Grammar) & Reading
言語知識(文法)・読解
制限時間の目安 70分
問題1 つぎの文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
36スープが熱い( )、早めに飲んでしまおう。
正解 ① 状態が続く間に=「〜うちに」。熱いうちに飲む。
37高い車だからといって、必ず安全だという( )。
正解 ④ 「〜からといって…わけではない」=そうとは限らない。
38時刻表( )あれば、田舎でもバスで移動できる。
正解 ② 「〜さえ…ば」=それだけあれば十分。
39彼はもう大人なのに、すぐ怒る子ども( )ところがある。
正解 ③ 「子どもっぽい」=子どもみたいだ(マイナス評価)。「子どもらしい」は望ましい意味で別。
40その部屋は狭い( )、日当たりがよくて快適だ。
正解 ① 「〜ながらも」=〜だけれども(逆接)。
41だれも対策をしないので、問題は大きくなる( )だ。
正解 ④ 「〜ばかりだ」=ますます〜する一方だ。
42都会で育った私( )、田舎の真っ暗な夜は少し怖かった。
正解 ② 「〜にとって」=〜の立場から見て。
43今度( )、必ず試験に合格してみせる。
正解 ③ 「今度こそ」=今回は本当に。強調の「こそ」。
44この駅では、エスカレーターの右側を空けておく( )。
正解 ① 「〜ことになっている」=決まり・習慣になっている。
45大雪で、電車は遅れる( )、ついに止まってしまった。
正解 ④ 「〜どころか」=〜ではすまず、もっと程度が上の事態に。
46彼は道を知らない( )、知っているふりをして案内した。
正解 ② 「〜くせに」=〜のに(非難の気持ち)。
47係員が説明した( )操作すれば、機械は簡単に動く。
正解 ③ 「〜とおりに」=〜と同じように。
48子どものころは、よくこの川で泳いだ( )。
正解 ① 「〜たものだ」=昔よく〜した(回想)。
問題2 つぎの文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
49この問題は __ __ ★ __ なる。
1 ほど2 考えれば3 分からなく4 考える
正解 ① 正:この問題は考えれば考えるほど分からなくなる。★=「ほど」。
50この曲を __ ★ __ __ 思い出す。
1 子どもの2 聞く3 ころを4 たびに
正解 ④ 正:この曲を聞くたびに子どものころを思い出す。★=「たびに」。
51電車に __ __ ★ __ 出た。
1 早く2 ように3 いつもより4 乗り遅れない
正解 ③ 正:電車に乗り遅れないようにいつもより早く出た。★=「いつもより」。
52家に ★ __ __ __ 驚いた。
1 大きな2 着いた3 音がして4 とたん
正解 ② 正:家に着いたとたん大きな音がして驚いた。★=「着いた」。
53靴を __ __ __ ★ いけない。
1 上がっては2 まま3 家に4 履いた
正解 ① 正:靴を履いたまま家に上がってはいけない。★=「上がっては」。
問題3 つぎの文章を読んで、文章全体の内容を考えて、(19)から(23)の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
町を走る路面電車私が住んでいる町には、古い路面電車が走っている。スピードは決して速くないが、窓の外をゆっくり流れていく景色を見ていると、心が静かになる。
子どものころ、私はこの電車が(19)。理由は簡単で、音がうるさかったからだ。ところが、大人になって都会で暮らすようになってから、(20)あの電車のことを思い出すようになった。
去年、久しぶりに故郷へ帰った。乗ってみると、座席も窓も昔のままだった。(21)、運転手さんの顔まで覚えていた。
電車は山のほうへゆっくり進んでいく。終点に近づく(22)、乗っている人はだんだん減っていった。
終点で降りて、私は深く息を吸った。空気が冷たくて、気持ちがよかった。便利な都会の生活もいいが、こういう時間(23)、今の私には必要なのかもしれない。
54(19)
正解 ③ 「音がうるさかったから」→好きではなかった=苦手だった。
55(20)
正解 ② 理由ははっきりしないが思い出す→「なぜか」。
56(21)
正解 ① 昔のまま+顔まで覚えていた、という追加→「それだけでなく」。
57(22)
正解 ④ 近づくのに伴って減る→「〜につれて」。
58(23)
正解 ② こういう時間が他でもなく必要→強調の「こそ」。
問題4 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
駐車場のお知らせマンションにお住まいの皆様へ。来週の月曜日から水曜日まで、地下駐車場の工事を行います。その間、お車は近くの市営駐車場にとめてください。料金はマンション側が払いますので、車を出すときに受付で証明書をもらってください。工事は朝九時から夕方五時までです。ご協力をお願いいたします。
59工事の間、住民は車をどうすればよいか。
正解 ② 市営駐車場へ。料金はマンションが払うので、証明書を受け取る。
メール山田さんへ
明日の打ち合わせの場所が変わりました。駅の北口ではなく、南口の改札を出てすぐの喫茶店で待っています。地下鉄は出口がたくさんあって分かりにくいので、着いたら電話してください。時間はこれまでどおり十時です。遅れそうなときは連絡をお願いします。
田中
60このメールで田中さんが一番伝えたいことは何か。
正解 ③ 時間は「これまでどおり」。変わったのは場所。
ある日の日記田舎に引っ越して一年がたった。最初は店も少なく、電車も一時間に一本しかなくて不便だと感じた。しかし今では、その不便さがかえって楽しい。買い物に行く前に必ず計画を立てるようになり、むだなものを買わなくなった。時間の使い方も上手になった気がする。不便だからこそ学べることもあるのだ。
61この人は田舎の生活についてどう思っているか。
正解 ② 「不便だからこそ学べることもある」とプラスにとらえている。
ねこをさがしています三月五日の夜から、白いねこがいなくなりました。名前は「ゆき」で、二歳のメスです。首に赤いリボンをつけています。人になれていて、名前を呼ぶと近づいてきます。むりに捕まえようとすると逃げてしまうので、そっと見守ってください。見かけた方は、下の電話番号にご連絡ください。お礼をさしあげます。
62ねこを見つけたら、どうすればよいと書いてあるか。
正解 ④ むりに捕まえると逃げる→そっとして、電話で連絡する。
問題5 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
スピードと安全車を運転していると、できるだけ早く目的地に着きたいと思うことがある。特に急いでいるときは、つい速度を上げてしまう。しかし、スピードを少し上げても、着く時間はそれほど変わらないという研究がある。
例えば、十キロの道を時速四十キロで走ると、約十五分かかる。これを時速六十キロにしても、約十分にしかならない。たった五分のために、事故の危険は大きく増えるのだ。
私は以前、急いでいて事故を起こしそうになったことがある。前の車が急に止まったのに、自分のスピードが速すぎて、止まりきれそうになかった。あぶないところだった。それ以来、私は「五分早く着くより、無事に着くほうが大切だ」と考えるようになった。
急ぐ気持ちは分かる。けれども、ハンドルを握ったら、まず心を落ち着けることだ。速さよりも、安全。これが、長年運転してきた私が伝えたいことである。
63スピードを上げても着く時間がそれほど変わらないのはなぜか。
正解 ② 十五分が十分になるだけで、節約できるのは五分程度だから。
64「あぶないところだった」とあるが、どんな状況だったか。
正解 ② 前の車が急停止し、速すぎて止まりきれない状況。
65この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
正解 ③ 「速さよりも、安全」が筆者の主張。
港町の祖母私の祖母は、小さな港町に一人で住んでいる。八十歳を過ぎても元気で、毎朝早く起きて港まで散歩に行く。船が出ていくのを見るのが好きなのだそうだ。
先月、私は久しぶりに祖母をたずねた。駅から港まではバスで三十分。窓の外には海が広がっていて、都会では見られない景色だった。
祖母の家に着くと、祖母はうれしそうに迎えてくれた。夜、二人で港の近くを歩いた。祖母は「昔はこの港にもっとたくさんの船が来ていた」と話してくれた。今は船の数も減り、若い人も町を出ていく。それでも祖母は、この町を離れるつもりはないと言う。「ここには思い出が全部ある」と祖母は笑った。
帰る日の朝、祖母は港まで送ってくれた。船が一つ、ゆっくりと港を出ていくのが見えた。私はその船を見ながら、また必ず来ようと心に決めた。
66祖母は毎朝、何をしているか。
正解 ② 毎朝、港まで散歩して船を見るのが好き。
67祖母がこの町を離れないのはなぜか。
正解 ③ 「ここには思い出が全部ある」と言っている。
68帰るとき、「私」はどう思ったか。
正解 ② 船を見ながら「また必ず来よう」と決めた。
問題6 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
遠回りの楽しみ毎朝、私は同じ電車に乗って会社へ通っている。駅から会社までは、いつも同じ道を歩く。一番近くて、一番速い道だ。しかし、ある朝、工事でその道が通れなくなっていた。
仕方なく、私は知らない道を通ることにした。少し遠回りになる。遅刻するかもしれないと思って、急いで歩いた。ところが、その道には小さな公園があり、古い木が立っていた。木の下のベンチでは、おじいさんが鳥にえさをやっていた。いつもの道では見たことのない景色だった。
会社に着くと、いつもより五分遅かった。けれども、心は不思議と軽かった。その日から私は、ときどきわざと違う道を通るようになった。遠回りをすると、新しい店や、きれいな花や、知らない人の生活が見えてくる。
私たちはふだん、できるだけ速く、できるだけ短い道を選ぼうとする。むだをなくすことばかり考えている。けれども、その「むだ」の中にこそ、大切なものがかくれているのかもしれない。
近ごろの私は、目的地に着くことよりも、そこまでの道のりを楽しむようになった。遠回りは、時間のむだではない。心にとっての近道なのだ。
69ある朝、筆者はなぜ知らない道を通ったのか。
正解 ② いつもの道が工事中で通れなかったため。
70知らない道を通ったとき、筆者の心はどうだったか。
正解 ③ 「心は不思議と軽かった」とある。
71「その『むだ』の中にこそ」とあるが、ここでの「むだ」とは何か。
正解 ② 遠回りでよけいにかかる時間を「むだ」と呼んでいる。
72この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
正解 ④ 「遠回りは…心にとっての近道」=速さ以外の価値がある。
問題7 右のページは、星空観察会の案内である。これを読んで、下の質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
★星空観察会 参加者ぼ集★山の上の公園で、夜空の星を観察する会を開きます。望遠鏡を使って、月や星をいっしょに見ましょう。だれでも参加できます。
【日にち】
・Aコース:七月十二日(土)夜七時〜九時
・Bコース:七月十三日(日)夜七時〜九時
・Cコース:八月九日(土)夜八時〜十時
・Dコース:八月十日(日)夜八時〜十時
【参加費】大人五百円。小学生以下は無料。
【申しこみ】電話またはホームページから、前日までにお申しこみください。
【注意】
・雨や雲が多い日は中止します。中止の場合は、当日の夕方に電話でお知らせします。
・望遠鏡は会場で無料で借りられます。
・小学生以下のお子さまは、必ず大人といっしょに参加してください。
・夜は寒くなりますので、上着をお持ちください。
73中学生のけんさんは、八月の土曜日に参加したい。けんさんが選べるコースはどれか。
正解 ③ 八月の土曜日はCコース(八月九日 土)。
74この観察会について、案内の内容と合っているものはどれか。
正解 ② 中止は当日夕方に電話連絡。申込は前日まで/望遠鏡は無料貸出/小学生以下は無料。
75小学二年生のあいさんが参加するとき、必要なことは何か。
正解 ③ 小学生以下は無料だが、必ず大人と一緒の参加が条件。