日本語能力試験 N3
JLPT N3 模擬試験 #F1
Japanese-Language Proficiency Test · Practice
Language Knowledge — Vocabulary
言語知識(文字・語彙)
制限時間の目安 30分
問題1 __のことばの読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
1望遠鏡で星を観察するのが趣味だ。
正解 ③ 観察=かんさつ。
2深夜バスに乗って、朝早く港町に着いた。
正解 ① 深夜=しんや。
3この港には世界中から船が集まってくる。
正解 ④ 港=みなと。
4雨の日、この坂道はとても危険だ。
正解 ② 危険=きけん。
5空港まで留学生の友人を迎えに行った。
正解 ① 迎え=むかえ。
6彼は今の生活にとても満足しているようだ。
正解 ③ 満足=まんぞく。
7妻の誕生日に新しい財布を贈った。
正解 ② 財布=さいふ。
8登山の途中で、美しい鳥を見つけた。
正解 ④ 途中=とちゅう。
問題2 __のことばを漢字で書くとき、最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
9この植物園には多くのしゅるいの花が育てられている。
正解 ② しゅるい=種類。「重」「頼」との混同に注意。
10乗車券のお金は、先に窓口ではらってください。
正解 ④ はらう=払う。「仏」と形が似ているので注意。
11この祭りにはわかい人がたくさん参加している。
正解 ① わかい=若い。「苦」と形が似ているので注意。
12遠くから名前をよばれて、振り向いた。
正解 ③ よばれて=呼ばれて。
13湖のそばのしずかな宿に泊まった。
正解 ④ しずかな=静かな。
14電車がおくれて、約束の時間に間に合わなかった。
正解 ② おくれる=遅れる。「送れる」は「送る」の可能形なので注意。
問題3 ( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
15台風が近づいているため、島へ行く船の出発は明日に( )になった。
正解 ① 翌日に変わる→「延期」。「延長」は時間を長くすること。
16人気歌手のコンサート会場は( )で、立って見る人もいた。
正解 ③ 席がなく人でいっぱい→「満員」。
17旅行のお金をためるために、毎月の電気代を( )している。
正解 ② 使う量やお金を減らす→「節約」。
18夜中に大きな音でテレビを見ると、近所の( )になる。
正解 ④ 他の人が嫌な思いをする→「迷惑になる」。
19初めて舞台で踊ったとき、( )して足が震えた。
正解 ② 初めての舞台でかたくなる→「緊張する」。
20マラソン大会で完走するために、毎朝( )を続けている。
正解 ① 完走のための練習→「トレーニング」。
21出発( )に空港に着いて、なんとか飛行機に乗ることができた。
正解 ③ 時間の直前→「ぎりぎり」。
22何度失敗しても、彼は歌手になる夢を( )なかった。
正解 ④ 夢を捨てない→「あきらめなかった」。
23このホテルの部屋からの( )はすばらしく、海も山も見える。
正解 ② 部屋から見える景色→「眺め」。
24新しい橋の工事は( )に進んでいて、来年の春に完成する予定だ。
正解 ③ 問題なく進む→「順調に進む」。
25旅行の間、大きい荷物はホテルのフロントに( )ことにした。
正解 ① 一時的に置いておいてもらう→「預ける」。「任せる」は仕事などに使う。
問題4 __に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
26彼女はたびたびその美術館を訪れている。
正解 ③ たびたび=何度も。
27飛行機の出発時刻をもう一度チェックした。
正解 ① チェックした=確かめた。
28空が暗くなり、突然強い雨が降り出した。
正解 ④ 突然=急に。
29何度も彼の家を訪ねたが、いつも留守だった。
正解 ② 留守=家にいないこと。
30一日中、知らない町の中を歩き回ってくたびれた。
正解 ③ くたびれた=疲れた。
問題5 つぎのことばの使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
31頼る(たよる)
正解 ② 「頼る」=人の力や助けをあてにする。1は「尋ねた」、3は「預けて」、4は「訪ねた」が正しい。
32見送る(みおくる)
正解 ④ 「見送る」=出発する人を送りに行くこと。1〜3の場面では使えない。
33積もる(つもる)
正解 ① 「積もる」=雪などが自然に重なること。2〜4は他動詞「積む」を使う。
34募集(ぼしゅう)
正解 ③ 「募集」=人などを広く集めること。1は「調べた」、2は「探した」、4は「相談した」が正しい。
35破れる(やぶれる)
正解 ② 「破れる」=紙や布がさけること。1は「倒れて」、3は「割れて」、4は「壊れた」が正しい。
Language Knowledge (Grammar) & Reading
言語知識(文法)・読解
制限時間の目安 70分
問題1 つぎの文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
36今朝のニュース( )、南の島で珍しい鳥が発見されたそうだ。
正解 ② 伝聞(〜そうだ)の情報源→「によると」。
37この山は( )ほど、遠くの海まで見えるようになる。
正解 ① 「〜ば〜ほど」=程度が上がるにつれて、という意味。
38この写真を見る( )、港町で過ごした日々を思い出す。
正解 ③ 「〜たびに」=〜するといつも。
39友人の結婚式の二次会で、みんなの前で歌を( )。
正解 ④ 使役受身「歌わされた」=無理に歌をうたった。
40日が暮れない( )、山を降りたほうがいいですよ。
正解 ① 「〜ないうちに」=〜なる前に。
41あんなに毎日練習していたのだから、彼女が優勝した( )。
正解 ② 根拠のある強い推量→「に違いない」。1・3は反対の意味になる。
42会場の後ろの席の人にも聞こえる( )、マイクを使って話した。
正解 ④ 無意志動詞(聞こえる)+目的→「ように」。「ために」は意志動詞に使う。
43この温泉は、景色が美しい( )、お湯の質も良いと評判だ。
正解 ③ 「AばかりでなくBも」=Aだけでなく、Bも。
44大雪の( )、飛行機が欠航になってしまった。
正解 ② 悪い結果の原因→「せいで」。「おかげで」は良い結果に使う。
45「レポートはもう出しましたか。」「いいえ、ちょうど今から出しに行く( )です。」
正解 ① 「〜するところだ」=これからする直前。「〜たばかり」は直後に使う。
46まだ時間は十分あるのだから、そんなに急ぐ( )。
正解 ④ 「〜ことはない」=〜する必要はない。
47(美術館で)「田村先生は何時ごろこちらに( )か。」
正解 ③ 先生の動作には尊敬語「いらっしゃいます」。他は謙譲語。
48子どものころは、夏になると毎日近くの川で( )。
正解 ① 「〜たものだ」=昔の習慣をなつかしく思い出す表現。
49「実は、姉が来年の春に( )んです。」「それはおめでとうございます。」
正解 ② 決まった予定を伝える→「ことになった」。
問題2 つぎの文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
50彼が __ __ ★ __ 、まだだれも知らない。
1 本当の2 劇団を3 理由は4 辞めた
正解 ① 正:彼が劇団を辞めた本当の理由は、まだだれも知らない。★=「本当の」。
51マラソン大会では、どんなに __ __ ★ __ つもりだ。
1 途中で2 走り続ける3 苦しくても4 あきらめずに
正解 ④ 正:どんなに苦しくても途中であきらめずに走り続けるつもりだ。★=「あきらめずに」。
52明日の飛行機が __ __ ★ __ 電話で確認した。
1 予定どおりに2 かどうかを3 空港に4 出発する
正解 ② 正:明日の飛行機が予定どおりに出発するかどうかを空港に電話で確認した。★=「かどうかを」。
53乗馬は __ __ ★ __ ものだ。
1 するほど2 なる3 楽しく4 練習すれば
正解 ③ 正:乗馬は練習すればするほど楽しくなるものだ。★=「楽しく」。
54この城は、今から __ __ ★ __ と言われている。
1 500年前に2 この地方の王に3 建てられた4 よって
正解 ④ 正:この城は、今から500年前にこの地方の王によって建てられたと言われている。★=「よって」。
問題3 つぎの文章を読んで、文章全体の内容を考えて、(20)から(24)の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
星を見る楽しみ私の趣味は星の観察だ。月に一度、車で二時間ほどかけて、山の上の公園まで出かける。街の光が届かない場所では、驚くほど多くの星が見えるのだ。
初めて本格的に星空を見たのは、大学生のときだった。友人に(20)誘われて、天体観察のサークルに参加したのだ。正直に言うと、最初はあまり興味がなかった。(21)、望遠鏡をのぞいた瞬間、その美しさに言葉を失った。それ以来、星は私の生活に(22)ものになった。
星の観察には、お金があまりかからない。必要なのは、暖かい服と少しの時間だけだ。(23)、静かな場所で夜空を見上げていると、小さな悩みがどうでもよく思えてくる。
忙しい毎日を送っている人(24)、たまには足を止めて、夜の空を見上げてみてはどうだろうかと思う。
55(20)
正解 ③ 興味がなかったのに誘われて参加した→「むりやり」。
56(21)
正解 ① 「興味がなかった」→「言葉を失った」。前と反対の内容→「しかし」。
57(22)
正解 ④ 生活に欠かせないもの→「なくてはならない」。
58(23)
正解 ② 「お金がかからない」に良い点を追加→「それに」。
59(24)
正解 ① 「〜にこそ」=特に〜に。忙しい人に特にすすめたいという意味。
問題4 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
市民庭園からのお知らせ来月1日から10日まで、夜の庭園を光で飾るイベント「光の庭」を開きます。期間中は、開園時間を午後9時まで延長します。
入園は無料ですが、混雑を避けるため、夜6時以降に入園する方は、ホームページからの予約が必要です。
車でお越しの方へ:駐車場が少ないため、なるべく電車やバスをご利用ください。
60このお知らせの内容と合っているものはどれか。
正解 ① 開園時間は午後9時まで延長。予約が必要なのは夜6時以降、入園は無料、車の人の予約の話はない。
歩く速さ最近は、どこへ行くにも車や電車を使う人が多い。確かに速くて便利だが、私はできるだけ歩くようにしている。歩く速さでしか見えないものがあるからだ。道ばたの小さな花、古い建物の壁の色、季節によって変わる風のにおい。急いでいるときには、そうしたものは目に入らない。目的地に着くことだけが移動の目的ではない、と私は思う。
61筆者の考えに最も近いものはどれか。
正解 ③ 「歩く速さでしか見えないものがある」が筆者の中心の考え。
みなと汽船からのお知らせみなと汽船をご利用のお客様へ
11月1日より、青島行きの船の出発時刻が変わります。これまで1日3便でしたが、冬の間(11月〜3月)は、朝9時と午後2時の2便になります。
また、波が高い日は、安全のため、出発の30分前に運休を決めることがあります。運休の情報は、ホームページと港の窓口でお知らせします。乗船券は、運休の場合、手数料なしで払いもどしいたします。
62このお知らせから分かることはどれか。
正解 ② 冬は朝9時と午後2時の2便。運休は「決めることがある」、知らせはホームページと窓口、払いもどしは手数料なし。
頼るということ「人に頼ってはいけない」「自分の力で解決すべきだ」と考える人は多い。しかし、私はそうは思わない。人間は一人では生きられないし、だれにでも苦手なことはある。大切なのは、頼る相手をよく選ぶことと、助けてもらったら、今度は自分がだれかを助けることだ。頼ることは弱さではなく、人と人をつなぐ力だと思う。
63筆者は「頼ること」についてどう考えているか。
正解 ④ 最後の一文「人と人をつなぐ力だ」が筆者の考え。
問題5 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
馬と過ごした時間昨年の夏、旅行先の牧場で初めて馬に乗った。乗る前は、馬は大きくて、正直少し怖かった。しかし、係の人に「馬は人の気持ちがよく分かる動物ですよ。あなたが緊張すると、馬も緊張します」と言われ、深呼吸をして、ゆっくり馬に近づいた。
馬の背中は思ったより高く、最初は体が固くなった。それでも、しばらくすると馬の歩くリズムに体が慣れて、不思議と気持ちが落ち着いてきた。風の音や草のにおいを感じながら、私は久しぶりに何も考えない時間を過ごした。
牧場の人によると、最近は、心の疲れをいやす目的で乗馬を始める人が増えているそうだ。私にはその気持ちがよく分かる。馬の上で過ごす時間は、スマートフォンも仕事も忘れさせてくれる。都会の生活に疲れたら、また馬に会いに行こうと思っている。
64筆者が最初に馬を怖いと感じたのは、なぜか。
正解 ② 「馬は大きくて、正直少し怖かった」とある。
65「その気持ち」とは、どんな気持ちか。
正解 ④ 直前の「心の疲れをいやす目的で乗馬を始める人」の気持ちを指している。
66筆者について、正しいものはどれか。
正解 ① 最後に「また馬に会いに行こうと思っている」とある。
何もない宿先日、山の中の小さな宿に泊まった。その宿には、テレビも時計もない。部屋にあるのは、ふとんと小さな机だけだ。夕食の後は何もすることがなく、最初は落ち着かなかった。
ところが、しばらくすると、川の音や虫の声が聞こえてくることに気づいた。普段の生活では、周りの音を「聞く」ことなど、ほとんどなかったのだ。その夜は、久しぶりに何時間も本を読み、早めに眠った。翌朝の目覚めは、驚くほど良かった。
宿の主人は言った。「何もないことに、お金を払ってくださるお客様が増えました」。便利なものに囲まれた生活に疲れた人が、それだけ多いということだろう。帰りの電車の中で、私は自分の部屋にあるたくさんの物のことを考えていた。本当に必要な物は、いくつあるだろうか。
67筆者が最初に「落ち着かなかった」のは、なぜか。
正解 ③ 「夕食の後は何もすることがなく、最初は落ち着かなかった」とある。
68「何もないことに、お金を払ってくださる」とは、どういうことか。
正解 ① テレビなどの便利な物がない環境そのものを求めて、客が宿に来るということ。
69宿に泊まった後、筆者が考えたことは何か。
正解 ② 最後の「本当に必要な物は、いくつあるだろうか」から。
問題6 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
祭りを守る私の生まれた町には、三百年以上続く秋祭りがある。太鼓の音とともに、大きな山車(だし)が町を回る祭りだ。子どものころ、祭りの日が近づくと、うれしくて眠れなかったことを覚えている。
しかし、十年ほど前、この祭りは中止になりかけた。町の人口が減り、山車を引く若者が足りなくなったのだ。祭りの中心だった人たちも年を取り、「もう続けるのは無理だ」という声も出ていた。
それを変えたのは、町の外に住む若者たちだった。進学や就職で町を出た人たちが、「祭りのときだけでも帰ってこよう」とインターネットで呼びかけたのだ。最初の年に集まったのは二十人ほどだったが、その様子がニュースで紹介されると、「参加したい」という連絡が全国から届くようになった。今では、町と関係のなかった人たちまで、毎年祭りを手伝いに来てくれる。
祭りが終わった夜、老人たちが若者に太鼓の打ち方を教えている姿を見た。教える者と教わる者。祭りは、ただのイベントではなく、人と人、そして時間をつなぐものなのだと、私はそのとき初めて理解した。
祭りを守るということは、古いものをそのまま残すことではないのかもしれない。新しい人を迎え入れながら、形を変えて続いていく。それが、生きている伝統というものだろう。
70この祭りが中止になりかけたのは、なぜか。
正解 ③ 「町の人口が減り、山車を引く若者が足りなくなった」とある。
71祭りの状況を変えたのは、だれか。
正解 ① 「それを変えたのは、町の外に住む若者たちだった」。進学や就職で町を出た人たちを指す。
72筆者が「初めて理解した」ことは何か。
正解 ④ 「祭りは…人と人、そして時間をつなぐものなのだ」と初めて理解した。
73筆者の言う「生きている伝統」とは、どのようなものか。
正解 ② 「新しい人を迎え入れながら、形を変えて続いていく」伝統のこと。
問題7 右のページは、「星空観察ツアー」の案内である。これを読んで、下の質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
●●星空観察ツアー 参加者募集●●みなみ山天文台で、専門のガイドと一緒に星や太陽を観察するイベントです。
【Aコース】星空入門(初めての方向け) 水曜 19:00〜20:30 大人1,500円・中学生以下800円
【Bコース】望遠鏡で見る月と惑星 土曜 20:00〜21:30 大人2,000円・中学生以下1,000円 ※小学生は大人といっしょに参加してください
【Cコース】星の写真教室 土曜 22:00〜24:00 大人3,000円 ※18歳以上のみ。カメラは各自でご用意ください
【Dコース】朝の太陽観察 日曜 9:00〜10:30 大人1,500円・中学生以下800円
・申し込みは、ホームページからのみ受け付けます(開催日の3日前まで)。
・参加費は、当日、受付でお払いください。
・天気が悪い日は中止になります。中止の場合、参加費はいただきません。
・望遠鏡は天文台のものが使えます(Cコースを除く)。
74会社員のリナさんは、小学生の息子と一緒に、週末の夜に星を見たいと思っている。二人が参加できるコースはどれか。
正解 ② 週末の夜で小学生も参加できるのはBコース(土曜の夜、小学生は大人と一緒なら可)。Aは水曜、Cは18歳以上のみ、Dは朝。
75このツアーについて、正しいものはどれか。
正解 ③ 「中止の場合、参加費はいただきません」とある。申し込みはホームページのみ、支払いは当日、Cコースのカメラは各自用意。