日本語能力試験 N3

JLPT N3 模擬試験 #W19

Japanese-Language Proficiency Test · Practice

言語知識(文字・語彙) 35問 言語知識(文法)・読解 39問 聴解 (省略 / omitted)合計 74問
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Language Knowledge — Vocabulary

言語知識(文字・語彙)

制限時間の目安 30分
問題1 __のことばの読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
1新しい政策を進めるのは政府の役目だ。
正解 ③ 政府=せいふ。「政」はセイ、「府」はフ。濁る「せいぶ」や「しょう」と読む誤りに注意。
2不景気で国の経済がますます悪化している。
正解 ① 経済=けいざい。「済」はサイではなくザイと濁る。けいさつ(警察)と混同しない。
3ようやく問題の解決方法が見つかった。
正解 ② 解決=かいけつ。「解」はカイ、「決」はケツ。促音化や濁りの誤りに注意。
4友人を誕生日パーティーに招待した。
正解 ③ 招待=しょうたい。「待」はタイ(濁らない)。しょうだい・せいたいは誤り。
5私は人前で話すのがとても苦手だ。
正解 ② 苦手=にがて。特別な読み方(熟字訓的)。音読み「くしゅ」などにつられない。
6店長はいつも笑顔で客を迎える。
正解 ② 笑顔=えがお。「笑」をえ、「顔」をがおと読む特別な読み方。
7旅行の間、犬を友人に預けることにした。
正解 ③ 預ける=あずける。現代仮名遣いでは「あずける」。「あづける」は歴史的仮名遣いで誤り。
8この製品には体に良い成分が含まれている。
正解 ① 含まれて=ふくまれて。「含む」はふくむ。濁る「ふぐ」は誤り。
問題2 __のことばを漢字で書くとき、最もよいものを1・2・3・4から一つえらびなさい。
9来週、会社で重要なかいぎがある。
正解 ① かいぎ=会議。「議」と「義」、「会」と「開」の形が似ているので注意。
10留学して貴重なけいけんをした。
正解 ① けいけん=経験。「験」を「険」「倹」と書く誤り、「経」を「径」と書く誤りに注意。
11早寝早起きのしゅうかんを身につけたい。
正解 ② しゅうかん(くせ・ならわし)=習慣。同音の「週間」(一週間)と意味で区別する。
12私は外国の文化にきょうみがある。
正解 ③ きょうみ=興味。「興」を「共」「與」と、「味」を「未」と書く誤りに注意。
13日本は多くの自動車を外国へゆしゅつしている。
正解 ① ゆしゅつ=輸出。「輸」と「輪」の形、反対語の「輸入」との取り違えに注意。
14彼は政治に強いかんしんを持っている。
正解 ② 「~にかんしんがある(興味)」は関心。「感心」(感動する)は意味が違う。
問題3 ( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
15彼女は何事も( )に取り組む真面目な人だ。
正解 ② 物事に一生けんめい取り組む様子は「熱心に」。
16台風のため、週末のコンサートは( )になった。
正解 ③ 予定していた行事をやめるのは「中止」。禁止=してはいけない、停止=動きを止める。
17子どもの将来について、夫婦で( )話し合った。
正解 ① 時間をかけて十分に=じっくり。うっかり=不注意、がっかり=失望。
18アンケートの結果を( )して、報告書を作る。
正解 ② データを細かく調べて傾向を明らかにするのは「分析」。
19彼は約束を破って、私を( )させた。
正解 ② 期待が外れて落ち込むのは「がっかり」。
20新しい企画について、上司に( )を求めた。
正解 ③ 助言を求める=アドバイスを求める。
21この道は車の通りが( )ので、子どもには危ない。
正解 ① 交通量が多い様子は「(通りが)激しい」。
22先生の説明はとても( )で、すぐに理解できた。
正解 ② はっきりしていて分かりやすい=明確。
23あの失敗を( )に、もっと努力しようと思う。
正解 ① 「~をきっかけに」で「~を始まりとして」。
24兄は医者として、これまで多くの患者を( )きた。
正解 ② 命を助けるのは他動詞「救う」。「助かる」は自動詞で目的語をとらない。
25彼女は周りの意見に( )されやすい性格だ。
正解 ③ 他から作用を受けることを「影響される」という。
問題4 __のことばに意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
26あいにく、店は閉まっていた。
正解 ② あいにく=都合悪く、運悪く。
27私は彼の意見に賛成だ。
正解 ② 賛成=相手と同じ考えで、よいと認めること。
28彼は約束の時間にたびたび遅れる。
正解 ① たびたび=何度も、しばしば。
29長い工事が終わり、ようやく新しい道路が完成した。
正解 ② ようやく=やっと、時間をかけてやっと。
30その話はでたらめで、信じない方がいい。
正解 ② でたらめ=いいかげんで根拠のないこと、うそ。
問題5 つぎのことばの使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
31【あわてる】
正解 ① あわてる=急いで落ち着きをなくす。2は味は良くならない、3・4は意味が合わない。
32【節約】
正解 ② 節約=むだをなくして大切に使うこと。お金・電気・時間などに使う。
33【めずらしい】
正解 ③ めずらしい=普通とは違って、あまりないこと。1はうれしい、2はおもしろい、4は意味が合わない。
34【相談】
正解 ④ 相談=問題について意見を聞き合うこと。1は「尋ねた」、2は「借りた」が適切。
35【ぶつかる】
正解 ① ぶつかる=物や人が強く当たること。2は「注いだ」、3は「つけた」、4は「間に合った」が正しい。
Language Knowledge (Grammar) / Reading

言語知識(文法)・読解

制限時間の目安 70分
問題1 つぎの文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
36田中さんは日本語が話せる( )か、英語もとても上手だ。
正解 ① 「~ばかりか」=~だけでなく。後ろに「も」が続く形がヒント。
37道がひどく混んでいた。だから会議に遅れた( )。
正解 ③ 「~わけだ」=当然そうなる理由・結論を表す。
38体が動く( )に、いろいろなことに挑戦したほうがいい。
正解 ④ 「~うちに」=その状態が続いている間に。
39このアパートは駅に近い( )、家賃も安くて助かる。
正解 ① 「~うえに」=それに加えて。よい点が重なることを表す。
40彼は体調が悪い( )、最後まで仕事を続けた。
正解 ③ 「~にもかかわらず」=~のに、それでも。予想に反する結果を表す。
41試験が近いので、今は旅行に行く( )ではない。
正解 ④ 「~どころではない」=とても~できる状況ではない。
42日本に来て( )、彼は一度も国に帰っていない。
正解 ① 「~て以来」=~してからずっと。
43彼は入ったばかりの新人( )、なかなかよく働く。
正解 ③ 「~にしては」=~から予想されることと違って。
44もう少し時間( )あれば、もっとよい作品が作れたのに。
正解 ④ 「~さえ~ば」=~だけ条件がそろえば。
45一度引き受けた( )、最後まで責任を持つべきだ。
正解 ① 「~た以上(は)」=~したからには当然。
46彼は本当のことを知っている( )、何も話そうとしない。
正解 ② 「~くせに」=~のに(非難の気持ちを含む)。
47たくさん練習した( )、必ず試合に勝てるとは限らない。
正解 ③ 「~からといって」=~という理由だけで(必ずしも~ない)。
48この方法は手間がかかる( )、確実に効果がある。
正解 ③ 「~ものの」=~けれども。前後で逆のことを述べる。
問題2 つぎの文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
49先生に __ __ __ 、テストの点が上がった。
1 もらった2 おかげ3 教えて4
正解 ② 正:先生に教えてもらったおかげで。★=「おかげ」。
50この問題は __ __ __ 思う。
1 には23 難しすぎる4 子ども
正解 ② 正:子どもには難しすぎると思う。★=「と」。
51この本は __ __ __ なる。
1 おもしろく2 ほど3 読めば4 読む
正解 ④ 正:読めば読むほどおもしろくなる。★=「読む」。
52こんなに高い時計を __ __ __ 。
1 ない2 買える3 はずが4 彼が
正解 ③ 正:彼が買えるはずがない。★=「はずが」。
53日本語が __ __ __ している。
1 ように2 練習3 話せる4 上手に
正解 ④ 正:上手に話せるように練習している。★=「上手に」。
問題3 つぎの文章を読んで、文章全体の内容を考えて、【1】から【5】の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
本を読むこと最近、若い人があまり本を読まなくなったと言われている。【1】、本当にそうだろうか。確かに、紙の本を買う人は減っているかもしれない。【2】、スマートフォンで小説や記事を読む人はむしろ増えている。つまり、本を読む方法が変わった【3】、本を読む人がいなくなったわけではないのだ。 私は子どもの【4】、よく近所の図書館に通った。そこでたくさんの本に出会えた【5】、今の自分があると思う。これからも、紙か画面かという形にこだわらず、本を読み続けていきたい。
54【1】
正解 ② 前文に対して疑問を投げかける逆接。→ しかし。
55【2】
正解 ③ 紙の本は減る、一方で電子で読む人は増える、という対比。→ 一方。
56【3】
正解 ② 「変わっただけで、いなくなったわけではない」。→ だけで。
57【4】
正解 ② 「子どものころ」=幼かった時期。→ ころ。
58【5】
正解 ③ よい結果の理由を表す。→ おかげで。
問題4 つぎの(1)から(4)の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
(1)件名:会議の日程変更について お疲れさまです。来週月曜日に予定していた会議ですが、参加者の都合により、火曜日の午前10時に変更させていただきます。場所はこれまでと同じく、3階の会議室です。なお、当日は新商品のサンプルを各自お持ちください。会議で使う資料は、前日までにメールでお送りします。
59このメールを受け取った人が、会議の当日にしなければならないことは何か。
正解 ② 当日の指示は「新商品のサンプルを各自お持ちください」。資料は前日までに送られてくる。
(2)「失敗は成功のもと」という言葉がある。しかし、ただ失敗するだけでは意味がない。大切なのは、なぜ失敗したのかをよく考え、それを次に生かすことだ。失敗をそのままにしておく人は、何度も同じ間違いをくり返してしまう。失敗から学ぼうとする人だけが、本当に成長できるのである。
60筆者の考えに最も合うものはどれか。
正解 ② 「原因を考え、次に生かす」人だけが成長できると述べている。
(3)〈図書館からのお知らせ〉 来月より、本を借りられる期間が、これまでの2週間から3週間に変わります。一度に借りられる冊数は、これまでと同じく5冊までです。ただし、人気のある本については、ほかに予約して待っている方がいる場合、貸出期間を延ばすことはできません。ご協力をお願いいたします。
61このお知らせの内容と合っているものはどれか。
正解 ② 期間は2週間→3週間に延長。冊数は5冊のまま。延長は待つ人がいる人気本ではできない。
(4)人は緊張すると、心臓がどきどきしたり、手にあせをかいたりする。これは、体が「危険だ」と感じ、戦うか逃げるかの準備をしているからだと言われている。つまり、緊張は決して悪いものではなく、自分を守るための自然な反応なのだ。だから、緊張を無理に消そうとするよりも、それとうまくつき合う方法を考えたほうがよい。
62筆者によると、緊張とはどのようなものか。
正解 ② 緊張は「自分を守るための自然な反応」と述べている。
問題5 つぎの(1)と(2)の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
(1)私は仕事を始めたばかりのころ、よく失敗をした。上司に注意されたことや、お客様に頼まれたことを、すぐに忘れてしまうのだ。ある日、先輩に「どうしてメモを取らないの?」と聞かれた。私は「だいたい覚えているので大丈夫です」と答えた。すると先輩は笑って、「人の記憶ほどあてにならないものはないよ」と言った。 その日から、私は何でもメモを取るようにした。最初は面倒だと感じたが、続けているうちに、仕事の失敗がだんだん減っていった。それだけではない。あとでメモを見返すことで、自分がその日何を学んだのかが、はっきりと分かるようになった。書くという行為は、ただ記録するだけでなく、自分の考えを整理する助けにもなるのだと気づいたのである。 今では、メモは私にとってなくてはならない道具だ。あのとき声をかけてくれた先輩の言葉に、今でも心から感謝している。
63「私」は、なぜ仕事を始めたころよく失敗したのか。
正解 ② 本文に「注意されたことや頼まれたことを、すぐに忘れてしまう」とある。
64先輩の言葉を聞いて、「私」はどうしたか。
正解 ② 「その日から、私は何でもメモを取るようにした」とある。
65メモを取ることについて、「私」が気づいたことは何か。
正解 ③ 「ただ記録するだけでなく、考えを整理する助けにもなる」と気づいている。
(2)日本では、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物が、一年間にとても多くあるという。家庭やレストラン、スーパーなどから出るこうした「食品ロス」は、今、社会の大きな問題になっている。 食品ロスが生まれる理由はさまざまだ。例えばスーパーでは、客がより新しいものを選ぶため、賞味期限が近い商品が売れ残ってしまう。家庭でも、必要以上に買いすぎて、使いきれずに捨ててしまうことが多い。「もったいない」と思いながらも、つい捨ててしまうのである。 この問題を解決するためにできることは、決して難しくない。買い物の前に冷蔵庫の中を確認する、食べきれる分だけ買う、料理を作りすぎない。こうした小さな工夫の積み重ねが、やがて大きな変化につながる。一人ひとりが少しだけ意識を変えれば、捨てられる食べ物は確実に減らせるはずだ。
66食品ロスはどこから出ると述べられているか。
正解 ③ 「家庭やレストラン、スーパーなど」から出ると述べている。
67スーパーで食品ロスが生まれる理由は何か。
正解 ② 「客がより新しいものを選ぶため、賞味期限が近い商品が売れ残る」とある。
68この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
正解 ② 最後に「一人ひとりが意識を変えれば確実に減らせる」とまとめている。
問題6 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
「不便」の価値現代の社会は、ますます便利になっている。スマートフォンが一つあれば、買い物も、調べ物も、人との連絡も、すべて手元でできてしまう。歩いて店まで行く必要も、辞書を引く必要もない。確かに、便利であることはありがたい。しかし、便利になればなるほど、私たちは何か大切なものを失っているのではないか、と感じることがある。 例えば、目的地まで地図アプリが案内してくれるおかげで、私たちは道に迷わなくなった。その一方で、自分で地図を見て道を考えたり、知らない人に道を尋ねたりする機会は、ほとんどなくなってしまった。道に迷うことは確かに不便だが、迷ったからこそ出会う風景や、知らない人との会話もある。便利さは、そうした「思いがけない出会い」を、私たちから少しずつ奪っているのかもしれない。 最近、「不便益(ふべんえき)」という考え方が注目されている。これは、わざと不便な状態をつくることで、かえって得られるよさがある、という考え方だ。例えば、ある旅館では、客が自分で食事を運んだり、火をおこしたりする。一見、面倒に思えるが、客はその過程そのものを楽しみ、ふだんの生活では味わえない満足感を得るという。 もちろん、便利さを否定する必要はない。しかし、何でも便利にすればよい、というわけでもないだろう。時には自分から不便を選ぶことで、私たちは自分の頭で考え、工夫し、人とつながる喜びを取り戻せるのではないだろうか。大切なのは、便利と不便のバランスを、自分自身で選び取っていくことなのである。
69便利になることについて、筆者はどう感じているか。
正解 ② 「便利になればなるほど、何か大切なものを失っているのではないか」と述べている。
70地図アプリの例で、筆者が言おうとしていることは何か。
正解 ③ 迷うからこその風景や会話があり、便利さがそれを奪っていると述べている。
71「不便益」とは、どのような考え方か。
正解 ② 本文の定義どおり「わざと不便な状態をつくることで、かえって得られるよさがある」。
72この文章で、筆者が最も伝えたいことは何か。
正解 ② 最後の段落で「便利と不便のバランスを自分で選び取ること」が大切だとまとめている。
問題7 右のページは、市民スポーツ教室の案内である。これを読んで、下の質問に答えなさい。答えは1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
〈市民スポーツ教室のご案内〉◆Aコース ヨガ 毎週月曜 10:00〜11:30 対象:18歳以上 費用:1回 500円 ◆Bコース 水泳 毎週水曜 19:00〜20:30 対象:16歳以上 費用:月 3,000円 ◆Cコース 親子体操 毎週土曜 9:00〜10:00 対象:3〜6歳の子どもと保護者 費用:無料 ◆Dコース ランニング 毎週日曜 7:00〜8:30 対象:年齢制限なし 費用:1回 300円 ※お申し込みは、参加日の前日までに市役所のホームページからお願いします。当日のお申し込みはできません。 ※Bコースのみ、水着とタオルが必要です。
73会社員のリンさん(25歳)は、平日の夜に運動がしたいと思っている。リンさんが参加できるのはどのコースか。
正解 ② 平日の夜に行われ、16歳以上が対象なのはBコース(水曜19:00〜)。Aは平日でも午前、C・Dは週末。
74この案内の内容と合っているものはどれか。
正解 ② Cコースは費用「無料」。申し込みは前日まで、Dは年齢制限なし、水着が必要なのはBのみ。